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観劇記 2010年5/2(日) 新国立劇場バレエ 「カルミナ・ブラーナ」

昨日書くと言った気がしますが,これまでの疲れが出たのか,
昨日はお昼すぎに整体でじっくりほぐしてもらい
帰宅してだるだるしていたら夕方寝てしまいました(汗)すみません m(_ _)m

ピラティスは少しずつ,テキストを紐解いています(笑)


--
5月2日(日) 18:80~ 新国立劇場 オペラパレス
新国立劇場バレエ 「カルミナ・ブラーナ」 

フォルトゥナ:小野絢子
神学生1:福岡雄大
神学生2:古川和則
神学生3:山本隆之
恋する女:伊東真央
ローストスワン:川村真樹

【歌手】
ソプラノ:安井陽子
テノール:高橋 淳
バリトン:今尾 滋


『ガラントゥリーズ』
湯川麻美子/さいとう美帆/西山裕子/本島美和
M.トレウバエフ/江本 拓/福岡雄大/福田圭吾
今村美由起/細田千晶/加藤朋子/柴田知世


まず第一部の「ガラントゥリーズ」から.

モーツァルトを使ったシンフォニック・バレエということで,
あまり下調べもせず行ったのですけど,
ちょっと前に小林紀子バレエシアターで観た
「レ・ランデブー(アシュトン振付)」に似た
雰囲気も感じつつ,ダンサーが違うのもありますが
より技術的にも高度で洗練されていて,
だけど難しさを感じさせずに観ていてリラックスできる,
あ~もうちょっと観てたいな~と思った作品でした.
(正味30分でした.)

衣裳や照明・美術も本家のものからニュアンスは変わっていないと思うのですが
全体的に最近の新国っぽいクールさがあって,私は好きです.


「『ガラントゥリーズ』は、モーツァルトの音楽に対する私の愛や、
使われる曲の中で私が感じた、"エレガンス""喜び""クラシック音楽の精妙さ"で
彩られています。」と制作ノートでビントレーが語っていますが
本人にこう語られてしまうともう何もかけませんね(^^;


ダンサーは女性ではやっぱり,さいとうさんの成長ぶりというか,
大物ぶりというか(笑)が印象に残りました.

湯川さんも西山さんもすごく上手くて感歎させられたのですけど,
さいとうさんはここ数年の変化っぷりったらないですよね.
もう正真正銘のプリマというのが感想です.

本島さんは,振付によって向き不向きがあるのでしょうけど,
確かに美しくて上手いのだけど,なんか周りの「芸達者」たちに
囲まれてしまうとなんだか物足りなさが・・・
もっと押し出しの強い役の方がいいのかな~.

男性ではやっぱりマイレンくんが抜きん出ていると思うのですが,
福岡さんに目が行ってしまう(^^;
(マイレンくんだけ「くん付け」ですみません・・・
年齢・キャリア的には逆だろうけど,なんかもう変えられない)


--
さて,やっとお目当ての「カルミナ・ブラーナ」ですが,
どういった作品なのかを,私の文章力で簡潔に説明するのは難しいので(^^;
その辺は新国のHPなどでご確認くださいね(笑)

まずは小野フォルトゥナですね.

幕開きから「ズ~ン」と響く大合唱と共に始まる,
ハイヒールでのソロですが,
私は初演時の湯川さんでしかこれまで見ていないので
あまり比べられませんが,
やっぱり湯川さんと同じものを期待してしまうと「あれ,違う」と
なってしまうのですが,これは当たり前ですよね.

湯川さんがこの世の全てを把握している「お姉さま女神」としたら,
小野さんは「新入り女神」(←ウィリになりたてのジゼルのような・・・)
ってところでしょうか.

新入りって言っても,「こなれていない」というわけではなくて,
いい意味?です.
大きな力を持っているんだけど,それをもてあましているような,
そんなイメージですかね~.

そんな意味での「若さ」感じたものの,踊り自体はちゃんと自分のものに
している感じがしたのはさすがです!

正直,ひいき目でそういう風に見ているんじゃないかと
自分でも不安になりましたが(笑)
そう思ったのは私だけではないようだったのは
前回も書いたとおりです~(ま,他人がどう感じていようと
本来関係ないものだとは思うのですが・・・)

これまた制作ノートより
「最終的には運命の女神の気紛れが行く末を決めますが、
私としては、彼らは罰を受けて地獄へ堕ちたと思っています。」
とのことですが,この「気紛れ」な感じも若い女の子のワガママみたいな
イメージかもしれません
湯川さんだったら,まさに「女王様の気紛れ」って感じですけど.

というわけで小野さんには大変満足したのですが,
やっぱりゲスト組み(か,また小野さん)でもう一度見たくなって,
終演後ボックスオフィスに寄ったらもう閉まっていたというのも
前回書いたとおりです(-_-)


そして前後しますけど,フォルトゥナのソロの後,
大きな十字架がたくさん頭上にある中での男性群舞.

この作品で一番好きなシーンかも!
(好きなダンサーが揃っていたというのもありますが・・・笑)
神学生たちの苦悩とパワーとが,音楽と一体化して
早くも涙腺が・・・(^^;

このシーン,写真でみれるところを探したのですが
ありそうで意外とないです.
プログラムには数枚使われているんですけどね.
新国での初演時のチラシは,このシーンの写真でした.
(バーミンガムの公演の写真かな?)
初演時の「公演概要」のページで,小さいですが見られます.

しかし新国のこのシーンは2005年公演のダイジェスト映像にも出てないし,
公演記録にも載ってなく・・・
この作品って主役の二人だけがメインというよりは,
群舞を含めた,全体の世界観とかの方がより重要だと思うので
もっとそういうのも見たいですよね.
似たような写真いっぱい載せるんだったら,
是非このシーンの写真を使って欲しいんだけど~

と思ったら,カルミナ・ブラーナ特設ページの
「公演日程&チケット情報」のところ,
右上にちいさ~く載ってます(笑)
これじゃあ迫力伝わらないよ~残念!


一部の福岡さんは,恋に翻弄される若者って感じが
よく出ていたと思います!
見た目からして「若者」風だから,余計にそう思うのかもしれないけど.

「恋する女」にキスした後,キレイなジャンプで喜びを爆発させるる神学生1,
その後,それと全く同じことをマイレンくんがして,福岡さんが「ガーン!」と
なるわけですが,この「チンピラ風」マイレンくんが,
見た目も役どころもハマってました(笑)


二部の古川さんは,冒頭の長いソロ,抑圧とか苦悩のようななものが
青ざめた顔(メイク)と体中から出ていました!
苦悩している表情がかなりツボでした.

ローストスワンの川村さんは,キレイすぎて逆にあまり印象がないような・・・
だからただ本当に「食べられている」感じ.

三部の山本さんは,立ち姿が大変美しかったのは,これも前に書いたとおりです(笑)

三部の振付,フォルトゥナと神学生3が殴りあったりして
(まさに正真正銘の「運命との戦い」),
そのたびに周りの娼婦たちや男たちがリングサイド?で
二人をあおいであげたり声をかけたりしていたの,
今回観るまで全く覚えていませんでした(笑)

こういう細かいクスっとくるところ,枚挙にいとまがないのですが
こういうのもツボだったりします.

あとは二人のアクロバティックなパドドゥですね.

フォルトゥナの脚を二番プリエ状態の山本さんの膝の上に
乗せるところで滑ってたりとか(二人とも生脚だもんね・・・),
フォルトゥナの赤いミニスカートが
ずり上がってきて,手で引っ張っておろしていたりとか
若干気にならないでもなかったのですが,まいいとして.

とっても緊迫感があり,本来誘惑とか官能的とかいうシーンなんでしょうが
全然エロさはなく(笑),ひたすら一人苦悩して一人で堕落していく学生の姿を
冷ややかにみている女神,みたいな印象でしたかねー.


あとは小ネタなんですが,
さっきの写真を探して初演時のホームページを見ていたら,
歌手はソプラノ,カウンターテナー,バリトンになってました.
原曲はテノールみたいですが,カウンターテナーの版もあるのかな?

あまり詳しくないのでこれ以上かけませんが(汗)小ネタでした.


---
さて,終演後はビントレーのミニトークも聞いてきましたよ.

司会は劇場の営業の方だそうで(日によって違うみたいですね),
慣れてない感じが,最近の新国の売り出し方
(イベントとか,いろいろチャレンジはしているけど,
なんか慣れてない感じ)を彷彿とさせました(笑)

最初にイキナリ「複数回観ている人」に手を挙げさせて,
突撃で感想を言わせたりしてました.
(サクラ?っていうくらいスラスラ話してました.
自分だったらしどろもどろだろうな~・・・)

でも別に,他人の感想とかいいんですけど(笑)
(といいながら,前回記事で引用はしましたが・・・)

20分の予定のミニトークを結構延長していたくらいなので,
観客の感想とかはいらないと思うんですけどね.
ま,直接聞けてビントレーは嬉しかったと思いますけど.
(ビントレーのテンションを上げさせるための仕掛けとか???笑)

その後のQ&Aではお決まり?っぽい
・日本のダンサーにかけているものは?
(答え:かけているものはない.あったら私は今ここにいません 的な)

とか,あと
・もう古典は上演が減っていくのか?眠りはもうやらないんですか?

 これもお決まりっぽいですが,もちろんやります!というのが答え.
 小野さんを引き合いに出して,
「アヤコサンが今回フォルトゥナをやったことによって得たものがあり,
そうやって成長した後にオデット/オディールをやることに意味がある」
といった感じのことを言ってました.


・今後振付たい音楽は?/良く聴く音楽のジャンルは?
 コレは二つの質問が混ざっていて,
 ビントレーが「どんな音楽でも!カントリー・ウエスタン以外なら(笑)」
 と答えたのが,「振付したい」音楽なのか,「好きな音楽」なのかが
 ちょっとよく聴き取れませんでした・・・.
 (通訳さんは「・・・以外なら何でも『聴きます』」と訳されていたような記憶ですが.)


あともいくつか質問と,新国での今後のやり方とか,
来シーズンの「ペンギン・カフェ」についてなどあって,30分以上は
あったんじゃないかな~.

面白かったですよ!

にしても,英語が半分くらいしか聴き取れなくてショックでした(笑)
聞き取りやすい話し方をされる人だと思うんですけどね.

あと,会場で貰ったチラシ情報などは,また次回に!

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テーマ : クラシックバレエ - ジャンル : 趣味・実用

コメント

『カルミナ・ブラーナ』

Raymondaさんへ

久々の休暇でお元気になりましたか?
やっぱり人間は働いて寝るだけじゃだめですよね~。食べて寝るのみになっちゃうと旧石器・縄文人みたいな原始人ですものね~(笑)

それにしてもRaymondaさんの愉快な公演レビューを拝読できてとても良かったです!小野フォルトゥナの姿をとても良く観ているなーと感心しちゃいました。さすがですね。

実は私はこの間のコメントで5月5日に『カルミナ』を観ると書きましたが、八幡さんの神学生2や本島美和さんのローストスワンをみたくて5月1日にも行ってきました(^-^)/

八幡さんはとても若い学生のエネルギーや社会との矛盾のようなものがよく表現できていたと思います。本島スワンも表情豊かで楽しめました!ほっぺを膨らませるのが何ともいえずチャーミングでしたね^^

『ガラントゥリーズ』は小野さんが一番良かったです!!井倉さんや長田さん、伊東さん、寺田亜沙子さんたちもいましたが、小野さんのステージプレゼンスが抜群です。
こうして、私は最初からヴォルテージが上昇しちゃいました(^-^)9

もちろんヴィクトリア・マールさんやロバート・パーカーさんも格好よくて十分貫禄を見せつけていました♪

ビントレー次期監督のお話は「日本のダンサーにかけているものは?」や古典はやらないの(この時は白鳥の湖)という質問でほとんど同じですね。
明日はRaymondaさんのレビューを参考にしつつよ~く観てきたいです。

Re: 『カルミナ・ブラーナ』

BALLERINAさん♪

原始時代?から帰ってきました,Raymondaです~(^^)
たっぷり寝て復活しましたよ!!
(その分,仕事はたまっていますが・・・(^^;)

感想,遅くなってごめんなさいね~(;_;)
でも楽しんでいただけて嬉しいです(^^)
そりゃあもう,小野さんを観に行ってますから(笑)

でも明日ご覧になって,「全然違うじゃん!」とかがあったら,
是非是非またコメントくださいね♪


初日もご覧になったんですね☆
表情豊かな本島さんのローストスワンはハマってそうですよね!!
八幡さんも,この役が出世作ですものね(^^)

そしてガラントゥリーズの小野さんは,それはもう良かったでしょうとも(笑)

やっぱりゲスト組,観たかったなぁ~・・.
でもこうやって感想をお聞きできて良かったです♪ありがとうございます!

では明日,ゆっくり楽しんできてくださいね~!

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